香港、中国 - Media OutReach - 2019年10月30日 - 本日、2019年度DFAアワードの受賞者が発表され、クリエイティブの枠を広げてアジアのデザイン業界の新たな道を切り拓く新旧の傑出したデザイナーがその栄誉に輝きました。DFAアジアデザイン賞(DFAA)にはアジア全域から革新的なデザインプロジェクトの応募があり、DFAアワードの5つの主要賞の1つとして内外でデザイン業界に携わる優れた人材を表彰するDFA香港ヤングデザインタレント賞(DFA HKYDTA)部門にも才能あふれる若手デザイナーから多数の海外研修プランが寄せられました。
応募作品の中から、香港特別行政区政府の創意香港(Create Hong Kong) をメインスポンサーとして香港デザインセンター(HKDC)が主催するDFAアジアデザイン賞部門からは211のプロジェクト、DFA香港ヤングデザインタレント賞部門から16名が選ばれ、2019年12月4日(水)に香港コンベンション&エキシビションセンターで開催される授与式において表彰されます。この賞はデザインに最も献身的に取り組む人材にスポットライトを当て、クリエイティブ産業の成長を後押しすると同時に、影響力を持ったデザイナーやビジネスリーダーのネットワークを確立するプラットフォームを提供しています。
2019年度はこの賞の権威とアジアにおけるデザインパワーの拡大を反映し、24の国や地域から1,100を超える応募がありました。日本からの応募が最多となり、中国本土、香港の順に続きました。今回浮上してきた主要なデザインテーマとしては、持続可能な製品やアパレルデザインを取り上げた「Green is the new black(新たな定番はグリーン)」、芸術的インスタレーションを生む5つの要素を使って未来の方向性を作り出す「A sojourn for the senses(逗留する感受性)」、伝統的な職人の技をよみがえらせ、どうすれば若手クリエイター達がデザインを通じて地元の伝統文化を生き続けさせることができるのかを示した「Old is gold(古き良きもの)」、世代を超えて続く創造「Design longevity(デザインの永続性)」、卓越したデザインを通じて人、自然、自分自身を再度結び付けようとする「Design for an empathetic world(共感する世界のためのデザイン)」などが挙げられます。